「親戚から立派な五月人形を譲り受けることになったけれど、お下がりって縁起が悪いの?」
「兄弟で一つの兜を共有しても、いいのかな?」
端午の節句が近づくと、こうした悩みが出てくるお父さんお母さんがいると思います。
先祖代々引き継いできたものもあれば、五月人形は非常に高価で場所も取るため、できれば兄弟で共有したいと考えますよね。
私自身、次男の初節句のときには同じ悩みがありました。
結論から言うと、五月人形をそのままお下がりにすることは、伝統的な考え方に沿うならば、「よくない」とされています。
また、兄弟共有にすることも同じく伝統的な考え方に沿うなら「よくない」とされます。
そこには古くから伝わる「身代わり」としての深い理由が関わっています。
なみしかし、伝統と現代の考え方をバランスよく取り入れる方法もあります。
この記事では、五月人形のお下がりや共有が「良くない」と言われる理由と、譲り受ける場合に不安を解消するための解決策3選を詳しく解説します。
お下がりや共有はなぜ「よくない」?
なぜお下がりや共有が良くないとされるのか、その理由は2つあります。
【理由1】五月人形は「身代わり」という特別な役割がある
五月人形には、子供の厄を引き受ける「お守り」としての役割があります。
そのため、持ち主が変わると厄も引き継いでしまうと考えられるためです。
【理由2】古くからの慣習では「一人一飾」が基本
人間の身代わりになれる人形は一人につき一体というのが、昔からの考え方です。
この考え方では、伝統的には兄弟であっても共有は避けるべきとされています。
このような伝統的な考え方があるため、基本的にはお下がりや共有は「良くない」とされています。
しかし、このような伝統を知った上で、今の家庭の暮らしに合わせて、伝統と折り合いをつけながら飾りたいと思うのであれば、その取り入れかたもできます。
ただ、お下がりを飾る場合には、飾る前にお祓いをするのがおすすめです。
五月人形のお下がりや共有にお祓いが必要な3つの理由
ここでは、なぜお祓いが必要なのかの理由について詳しく解説していきます。
理由①:前の持ち主の「厄」を引き継いでしまうから
お下がり=前の人の厄(病気や災難)が身代わりに残っているという考え方があるため。
理由②:子供自身の新しい「守り神」になってもらうため
新たにお祓い・魂入れを行うことで、新しい持ち主の守護神にする。
理由③:家族の心理的な不安を消し、晴れやかに祝うため
「何かあったらお下がりのせいかも」という後悔をゼロにする。
お下がりや共有の心配をスッキリさせる解決策3選
ここからは、譲り受ける場合に不安を解消するための解決策をお話します。
解決策①:神社でお祓いや供養をしてから受け継ぐ
もしお父さんや親戚から譲り受けた五月人形を飾るなら、まずは神社でお祓いを受けるのが一番安心できる方法です。
五月人形は「子供の身代わり」となって厄を引き受けるものなので、一度リセットしてあげることで、新しい持ち主をしっかり守ってくれるようになります。
お祓いをおすすめする理由
・前の持ち主が持っていた厄や汚れをきれいに払える
・神様に「これからこの子を守ってください」とご挨拶ができる
解決策②:名前旗や脇飾りを新調して個性を出す
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「人形本体はお下がりだけれど、その子だけの特別な何かが欲しい」という時は、名前旗や脇飾りを新しく用意してあげましょう。
全部を買い直す必要はありません。その子の名前が入ったアイテムを添えるだけで、お下がりの人形が「その子専用の飾り」に早変わりします。
この方法がママたちに支持されているポイント
・自分の名前が入った旗があることで、子供が「僕のものだ!」と喜んでくれる
・最新のデザインの脇飾りを足すだけで、お飾りの雰囲気がパッと今風に変わる
・大きな人形を買い足さなくて済むので、収納スペースを圧迫しない
解決策③:小さめの「兜飾り」を買い足す
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兄弟で一つの五月人形を共有するのではなく、次男や三男には手のひらサイズの小さな「兜(かぶと)」を買い足してあげるのも一つの手です。
本来、一人につき一つの守り神が必要と言われているので、メインの飾りは共有しつつ、サブの飾りを一人ずつ持つ形ですね。
忙しいママに嬉しいメリット
・玄関や棚の上にポンと置けるサイズなら、忙しい朝でもサッと飾れる
・最近はインテリアに馴染むおしゃれな色合いが多く、出しっぱなしでも可愛い
・「あなた専用の兜だよ」と伝えることで、兄弟間の不公平感をなくせる
わが家の五月人形は
わが家も、男の子2人の兄弟です。
長男の初節句のとき、どんなものを買おうか迷いました。
ですが、わが家は主人が転勤族のため、引っ越しが多めです。なので、引っ越しのときも簡単に持ち運べて、また飾れるスペースも狭いため、ガラスケースに入った小さめサイズの兜飾りを買いました。
これだと、引っ越しの時もそのまま箱に入れて簡単に持ち運べ、飾るときも箱から出すだけなので簡単です。
次男の初節句のときは、長男のときに買った兜飾りをメインに、二人にそれぞれの名前が入った名前旗を買いました。二人とも、「ぼくの名前だ!」と嬉しそうにしてくれましたよ。
わが家の暮らしにはこの形が合っていたのでこのような形にしていますが、それぞれの家庭の暮らしに合わせてどうするか選んでいいと思います。
知っておきたい五月人形の処分の仕方


どうしてもお家に飾れなくなってしまった五月人形は、ゴミとして捨てることも出来ますが、一番の方法は「人形供養(にんぎょうくよう)」にお願いすることです。これまで子どもを災難から守ってくれた「お守り」としての役目を、お坊さんや神主さんに感謝の気持ちとともに締めくくってもらえます。
人形供養を選ぶと良い理由は、主に以下の3つです。
・「バチが当たったらどうしよう」という不安がなくなり、心が軽くなる
・お人形に対して「今まで守ってくれてありがとう」としっかりお別れができる
・専門の場所で適切に扱ってもらえるため、自分でお清めをする手間が省ける
最近は、お寺や神社に直接持っていかなくても、箱に詰めて送るだけで供養してくれるサービスもたくさんあります。忙しくても、宅配便を利用すればお家から一歩も出ずに送り出せますよ。
五月人形のお下がりや共有はいいのか お祓いは必要か まとめ
今回の内容をまとめていきましょう。
・五月人形のお下がりや共有は、伝統的な考え方では「良くない」とされます。
・お下がりを飾るときは、お祓いをしてから飾りましょう。
・兄弟で共有する場合は、名前旗や脇飾りを買い足しその子だけの特別なものを添えるといいです。
ここまでお話してきましたが、大切なのは「子供の健やかな成長を願う気持ち」だと思います。笑顔で子どもの成長を喜ぶ日になるよう縁起や慣習を尊重しつつ、今の家族の暮らしに一番フィットする形を選びましょう。
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